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   ホーム > 言葉と制作例 > 四字熟語 71-1/2 【和顔愛語・養志之孝・千客万来・商売繁盛・慈悲忍辱】
 
     「言葉と制作例」 四字熟語
   和顔愛語(わげんあいご)



和顔愛語 わげんあいご
なごやかな表情と親愛の情がこもった言葉づかい。親しみやすく暖かい態度のこと。

後藤静香
怒るなかれ
怒るをやめよ/いかるものは/まず自ら罰せられる/怒るをやめよ/いかるものは/睡眠と食欲とを奪われる/怒るをやめよ/いかるものは/ついに寿命をちぢめる

寛容
何の権威で誰を責むるか/責むる言葉を自己に当てはめよ/自分に許されたい事があるならば/誰をも心から許すがよい/人のあやまちを思うとき/その一切がわたしにある/どうして誰を責められよう/「許す」という言葉さえ/人間としてはごうまんすぎる/いかりを含んで責むるとき/その罪、死に値いする

中村天風
人間だけが笑える
笑顔を失うと、命の資本ともいうべき健康もみるみる破壊されますし、また、運命とて同様に、とかく阻まれがちとなってしまうんですよ。 西洋の諺にも「和やかな笑顔の漂うところに、運命の女神はその慈愛の手を差しのべる」というのがあります。 いったい何のために、人間だけが笑えるようにできているのかということを、厳粛に考えなきゃだめですぜ。 あなた方、考えたことあるかい。

■前集21項
●家庭有個真仏、日用有種真道。人能誠心和気、愉色婉言、使父母兄弟間、形骸両釈、意気交流、勝於調息観心万倍矣。
○家庭に個の真仏あり、日用に種の真道あり。人よく誠心和気、愉色婉言(ゆしょくえんげん)、父母兄弟の間をして、形骸両(ふた)つながら釈(と)け、意気こもごも流れしめば、調息観心に勝ること万倍なり。
■家庭には本当の仏様が居るし、日常の生活には本当の達人がいる。真心から和やかな雰囲気をつくり、にこやかな顔で楽しく語り合い、父母兄弟の間に壁を作らず、気持ちを通わせることが出来たなら、呼吸を調えたり本来の自己を内観することより何万倍も勝る。つまり、人生の本質が見えていれば坐禅など必要はない。しかし、そうでないから坐禅をして自分の心の中の善心を語れ。

    養志之孝(ようしのこう)




親の身体 をいたわるだけでなく、親の精神や心までも喜ばせるような孝行

坂村真民
われに母あり
われに母あり/人生の/生きゆく力/純情(まごころ)を/愛の翼で/はげまして/じっと諭して/下さった/じっと諭して/下さった/母の姿に/泣けてくる

昼の月
昼の月を見ると/母を思う/こちらが忘れていても/ちゃんと見守っていて下さる/母を思う/かすかであるがゆえに/かえって心にしみる/昼の月よ

母の教え
仏の教えの根本は大悲である。大悲こそ世尊の教えの母体なのである。そういうことを母は小さいわたしに、無言で教えてくれた。わたしが今日信仰をしっかりと持つことのできたのは、深く掘りさげてゆくと、いつもここにやってくる。
わたしは世の若い母親たちに告げたい。それは幼い子になにを刻みつけてくれるかということを。つまり三つ子の魂のなかに、なにを注ぎ込んだかということを。

美しい母
そういう母の思い出のなかで/わたしが今も忘れないのは/乳が出すぎて/乳が張りすぎてといいながら/よく乳も飲まずに亡くなった村びとの/幼い子たちの小さい墓に/乳をしぼっては注ぎしぼっては注ぎ/念仏をとなえていた母の/美しい姿である/若い母の大きな乳房から出る白い乳汁が/夕日に染まって/それはなんとも言えない絵のような/美しい母の姿であった

安岡正篤
孝心
人として生まれ出でた子がその親に対しておのずから催す感恩報謝の情意を、実に「孝心」、あるいは単に「孝」と言う。孝こそは我々がその最も直接な造化に対する帰順合一であり、孝によって我々ははじめて真の意味における人となり、あらゆる道徳的行為はここより発する。真に孝は徳の本であり、教えのよって生ずるところである。

親子の道
人倫の根本が親子の道に在ることは言うまでもない。従って子の親に対する孝心は、人類社会を維持し発達せしめる一番尊いはたらきである。
在る時は在りのすさびに憎いこともあろう。無くてぞ人の恋しきは人情の機微である。父母に死に別れて、却って切に父母の温容を憶い、慈音を偲び、生前の趣味や理想を考え、敬慕の情をいや増すと共に、平生みずから父母に何の報ゆる所もなかったことや、今もなお父母の期待に一向添い得ぬ身の不肖をば恥じおそれ、せめてもの心ばかりの供物を霊前に捧げ、或いは懺悔の誠を致し、或いは将来の発奮努力を誓う、ここに家庭祭祀の根本義がある。

母の徳
世の中に母の徳ほど尊く懐かしいものはあるまい。
母は子を生み、子を育て、子を教え、苦しみを厭わず、与えて報いを思わず、子と共に憂え、子と共に喜び、我あるを知らぬ。夫に添うては夫をたて、夫の陰に隠れて己の力を尽くし、夫の成功を以て己みずから満足している。
夫や子が世間に出て浮世の荒波と戦っている時、これに不断の慰謝と奮励とを与える者は母である。夫や子が瞋恚の炎に燃え、人生の不如意を嘆ずる時、静かな諦観と久遠の平和とに導く者も母である。

森信三
親への孝養とは、単に自分を生んでくれた一人の親を大事にするだけでなく、親への奉仕を通して、実は宇宙の根本生命に帰一することに他ならない――。  これ籐樹先生のいわゆる「大孝」の説であり、これを今日の言葉でいえば、まさに「孝の形而上学」というべきであろう。

松下幸之助
母の愛
私は今でも、大阪へ奉公に出る息子の私を駅まで送ってきてくれた母の姿を、はっきりと心に浮かべることができる。涙で語ってくれた注意の言葉、汽車が出るまでしっかり握って離さなかった手のあたたかみ……。そのときの母の思いは、大阪へ行ってからの私の幸せ、私の健康を、言葉では言いあらわせないくらい心に念じていてくれたんだ、としみじみ感じる。
 このように、あふれるようなというか、ひたすらな母の愛というものは、今も私の心に脈々と生き続けているのであって、これまで仕事を進めてこられたのも、私の将来というものを心から祈ってくれた母の切なる願いの賜ものであろうと思っている。

後藤静香
母なき子
帰りてはまずたらちねを見しものを/いまは誰にかあわんとすらん/あわれなりあかつき深く起き出でて/いまは仕えんたらちねもなし/母なき子の/哀しいさけび/木静かならんとすれば風止まず/子養わんとすれば親在さぬものぞ

西晋一郎
親より受けた恩の有無厚薄を問わない。父母即恩である。

二宮尊徳
金言集
孝を問ふ、曰く父母に事へて我無き也。孝を問ふ、曰く父母の憂いを以て、わが憂いとなす。かくの如きは、父子一体なればなり。

夜話183
世間の親たる者の深情は、子の為に無病長寿、立身出世を願ふの外、決して余念なき物なり。されば子たる者は、其の親の心を無以て心として親を安んずるこそ、至孝なるべけれ。

吉田松陰
「親思ふ こころにまさる 親ごころ  今日の音づれ 何ときくらん」
 出典:『講孟箚記(上)』近藤啓吾 全訳注、講談社、P431より

 

   千客万来(せんきゃくばんらい)




多くの客が入れ代わり立ち代わり入って来ること。

千客
いやしくもわが身の上に起こる事柄は、そのすべてが、この私にとって絶対必然であると共に、最善なはずだ。
それ故われわれは、それに対して一切これを拒まず、一切これを
 

   商売繁盛(しょうばいはんじょう)




商売する以上は繁盛させてそれを必要とする人のお役に立たなければならないということ。

 


   慈悲忍辱(じひにんにく)




仏語。慈悲の心をもって、どんな苦難にも耐えること。
慈悲は慈しみの心、忍辱は、辱めを受けても忍びいかなる困難にも立ち向かって堪える心

坂村真民
三弁の花
華厳経は/心に花を咲かせよと/お説きになったお経である/慈悲/誠実/柔和/この三弁の花を/小さくてもいい/咲かせてゆこう

安岡正篤
慈悲忍辱、この四文字を泣拝し得て、始めてよく宗教に参じ、釈迦を仰ぐ者ということができると信じる。
 



主な引用の出典
著 作 者 書 名 出 版 社  
坂村真民 『坂村真民一日一言』 人生の詩、一念の詩 致知出版社
安岡正篤 『安岡正篤一日一言』 心を養い、生を養う 致知出版社
森信三 『修身教授録 一日一言』 
『森信三・魂の言葉』 二度とない人生を生き抜くための365話 
致知出版社
PHP研究所
松下幸之助 『松下幸之助「一日一話」』 仕事の知恵 人生の知恵 PHP研究所
後藤静香 『権威』 珠玉の言葉があなたを変える 善本社
中村天風 『中村天風一日一話』 元気と勇気がわいてくる哲人の教え366話 財団法人天風会
吉田松陰 『吉田松陰一日一言』 魂を鼓舞する感奮語録 致知出版社
二宮尊徳 『二宮尊徳一日一言』 心を耕し、生を拓く 致知出版社
佐藤一斎 『佐藤一斎一日一言』 「言志録」を読む 致知出版社
洪自誠 『菜根譚』


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