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   ホーム > 言葉と制作例 > 四字熟語 31-1/2 【比翼連理・一念発起・一心不乱・百尺竿頭・志在千里】
 
     「言葉と制作例」 四字熟語
   比翼連理(ひよくれんり)


欅材。


材は孟宗竹。



男女の情愛の、深くむつまじいことのたとえ。相思相愛の仲。夫婦仲のむつまじいたとえ。「比翼」は比翼の鳥のことで、雌雄それぞれ目と翼が一つずつで、常に一体となって飛ぶという想像上の鳥。「連理」は連理の枝のことで、根元は別々の二本の木で幹や枝が途中でくっついて、木理が連なったもの。男女の離れがたく仲むつまじいことのたとえ。
白居易「長恨歌(ちょうごんか)」より。
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「恋は宇宙的の活力である」とは「吾輩は猫である」の一節。恋は宇宙のあらゆるものが持つ普遍的、活動的なパワー。自然の摂理であり、生きる事そのものであると漱石も考えていたようだ。。


 

    一念発起(いちねんほっき)


桜材


それまでの考えを改め、一心に悟りを求める心を起こすこと。あることを成し遂げようと、決心し、熱心に励むこと。「一念」は深く思いつめること。「発起」は仏門に入ること。心を決めて仏門に入ることからきた。

洪自誠 「菜根譚」
前集102項
●人心一真、便霜可飛、城可隕、金石可貫。若偽妄之人、形骸徒具、真宰已亡。対人側面目可憎、独居則形影自?。
○人心(じんしん)の一真(いっしん)、便(すなわ)ち霜をも飛ばすべく、城をも隕(おと)すべく、金石(きんせき)をも貫(つらぬ)くべし。偽妄(ぎぼう)の人の若きは、形骸(けいがい)は徒(いたずら)に具(そな)わるも、真宰(しんさい)は已に亡ぶ。人に対せば則ち面目憎むべく、独居すれば則ち形影(けいえい)自(みずから)?ず。
■人の心が真実なら、夏に霜を降らし、城壁を崩し、金石も貫く。これに対し、心が出鱈目なら、肉体で生きているだけで、肝心な心がない。だから、人前での顔は憎たらしく、自分一人の時は自己嫌悪に陥る。つまり、心が綺麗な人は、いざとなれば奇跡をも起こせるだろうが、卑しい人間は自分すら嫌いになるということで、人間は心の持ち方が人生を決めるということ。
 

   一心不乱(いっしんふらん)


桜材

心をひとつに集中し、他の事のために心を乱されない。
わきめもふらず努力すること。一つの物事に心を集中して、他に注意をそらさない、雑念を起こさないこと。

もとは時宗開祖、一遍上人の言葉。
一心不乱とは「南無阿弥陀仏」の名号を一心にとなえることである、救われるからとなえるというのは損得の心がとなえさせるので、それは二心不乱であると説いています。
「阿弥陀経」より。

坂村真民
一心不乱
心を一つにして乱れず/これだ/これだけでいいのだ

一心になれば
一心になれば/仏教でも/キリスト教でも/なんでもいいんです/必ず助けてくださいます/一心とは/空になることです/一体になることです 
 

   百尺竿頭(ひゃくしゃくかんとう)


桜材

百尺もある竿の先端、向上し得る極限の例。厳しい修行を経て、やっと辿り着いた悟りの境地を指す。が、それで終わることはなく、この後「更進一歩」と続け、既に完全と思われる上に更に一歩を進めよとの意。竿の先にとどまろうとする者は真の悟りの境地ではない。更に進んで世間に身をさらして、衆生を済度する努力をしなければならない。
竿頭は到達し得る最高の地点の意。禅では「百尺竿頭一歩を進む」といわれ、最高点に達しても更に向上する努力や工夫をする心を言う。その地位に甘んじることなく、次世代に伝えたり、向上心をとぎらせず、間断なく歩めと説く。ひゃくせきとも読む。

坂村真民
仏のこころ
追いつめられて/初めて人間は/本ものになる/だから本ものになるためには/絶体絶命の瀬戸ぎわに/立たされねばならぬ

 


   志在千里(こころざしはせんりにあり)















老馬は馬小屋の中に寝ていても千里をかける志を捨てない。英雄が年老いても大志を捨てないで強い気力を持ち続けること。

帯津良一 (医師)  
夏目漱石が「野分」という小説の中で言っています。「理想の大道を行き尽くして、途上に倒るる刹那に、我が過去を一瞥のうちに縮め得て、初めて合点がいくのである」。要するに理想を追い求める、養生をしっかりやっていって、その途中でバタリと倒れる。倒れる刹那に我が過去、自分の一生が一瞬のうちに全部よみがえってくるというのです。養生を果たしながら、ポンと倒れるというのも、また養生の内だと思います。最後に、私の好きな言葉を紹介します。
中国・三国時代の魏の曹操の詩に、「老驥(ろうき)は櫪(うまや)に伏すとも、志は千里にあり。烈士は暮年にも、壮心已(や)まず」とあります。
老驥は年とった名馬です。年とった名馬はうまやに横たわって、もう疾走できないが、志は千里の遠く疾走している。そういう志を持った烈士は、年をとっても若い心を失わない。
これが養生の神髄だと思います。

坂村真民
自訓
弱音を吐いちゃいかん/愚痴を言っちゃいかん/千里万里を飛んでくる/渡り鳥たちを思え

後藤静香
第一歩
十里の旅の第一歩/百里の旅の第一歩/同じ一歩でも覚悟がちがう/三笠山にのぼる第一歩/富士山にのぼる第一歩/同じ一歩でも覚悟がちがう/どこまで行くつもりか/どこまで登るつもりか/目標が/その日その日を支配する

吉田松陰
●道の精なると精ならざると、業の成ると成らざるとは、志の立つと立たざるとに在るのみ。故に士たる者は其の志を立てざるべからず。夫(そ)れ志の在る所、気も亦(また)従う。志気のある所、遠くして至るべからざるなく、難(かた)くして為すべきからざるものなし。
■人としての生き方が正しく優れているか、そうでないか、また、勉強がうまくいくかいかないかは、志があるか否かである。ゆえに、武士たる者は志を立てない訳にはいかない。つまり、志があればやる気もそれに従うものである。志とやる気があれば、遠い目標でも達成できないことはなく、難しくてできないということもない。  

●一月(ひとつき)にして能くせんば、則ち両月にして之れを為さん。両月にして能くせんば、則ち百日にして之を為さん。之を為して成らずんば輟(や)めるざるなり。
■立てた志は1ヶ月でできなければ、2ヶ月かけても成し遂げたい。2ヶ月でも できなければ、100日かけても成し遂げたい。いくらやってもできなければできるまで絶対に止めない。
 



主な引用の出典
著 作 者 書 名 出 版 社  
坂村真民 『坂村真民一日一言』 人生の詩、一念の詩 致知出版社
安岡正篤 『安岡正篤一日一言』 心を養い、生を養う 致知出版社
森信三 『修身教授録 一日一言』 
『森信三・魂の言葉』 二度とない人生を生き抜くための365話 
致知出版社
PHP研究所
松下幸之助 『松下幸之助「一日一話」』 仕事の知恵 人生の知恵 PHP研究所
後藤静香 『権威』 珠玉の言葉があなたを変える 善本社
中村天風 『中村天風一日一話』 元気と勇気がわいてくる哲人の教え366話 財団法人天風会
吉田松陰 『吉田松陰一日一言』 魂を鼓舞する感奮語録 致知出版社
二宮尊徳 『二宮尊徳一日一言』 心を耕し、生を拓く 致知出版社
佐藤一斎 『佐藤一斎一日一言』 「言志録」を読む 致知出版社
洪自誠 『菜根譚』


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